私が観た映画について極々私的な感想をコメントするコーナー。

映画「トランセンデンス」

トランセンデンス(字幕版)

映画「トランセンデンス」のあらすじ

人類の未来のため、意識をもったスーパーコンピューターを研究開発している科学者ウィルは、反テクノロジーを掲げる過激派組織の凶弾に倒れるが、妻のエヴリンによってウィルの脳はスーパーコンピューターにアップロードされる。消滅するはずだったウィルの意識はコンピューターの中で生き続け、やがてネットワークの力によって地球上のあらゆる知識を手に入れ、予想もしない進化を始める。

映画「トランセンデンス」の感想 ※ネタバレあり

「もし、コンピューターに科学者の脳をインストールしたら」というキャッチーなフレーズにキャッチされてしまいました。

なかなか話が進まなくて眠たくなってしまいます。クライマックスの盛り上がりもないです。すべてが淡々と進んでいく。時間配分を間違えたんじゃないでしょうか。こういう映画はちょっと苦手です。

最後の選択で、ウィル(=ジョニー・デップ)が、彼女の言うことをあっさりと聞き入れて身を滅ぼしたのは、人間らしい選択だったのか、或いはマシンらしくロジカルな選択だったのか。

いずれにしても、すべてのコンピュータが滅んだことに「意味がある」と言ったところに監督の意図があり、そこへ少々強引に着地させた感は否めないですね。

であるならば、ラストシーンで彼らの庭の「聖域」で生き残ったナノロボットが汚水を浄化させるシーンも、何が言いたかったのかよくわかりません。

好意的に解釈すれば、これが彼らの思いなんだよと思えなくもないですが、それならなにも二人して死ぬ結末を用意する必要はなく、観終わったあと少し混乱してしまいました。

まとめ&予告編

もっとドラマチックなシナリオに作り直して、監督をJ・J・エイブラムスにお願いすれば大ヒットしたかもしれないので、そういうことを言わない人にはおすすめしたい映画です。

作品情報

原題 Transcendence
製作年 2014年
製作国 アメリカ
監督 ウォーリー・フィスター
配給 ポニーキャニオン、松竹
上映時間 119分

キャスト

ジョニー・デップ
モーガン・フリーマン
レベッカ・ホール
ポール・ベタニー
キリアン・マーフィ
ケイト・マーラ

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