私が観た映画について極々私的な感想をコメントするコーナー。
映画「イコライザー2」
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映画「イコライザー2」のあらすじ
現在の表の職業として、日中はタクシー運転手として働いているマッコールだったが、CIA時代の元上官で親友のスーザンが何者かに殺害されてしまう。独自に捜査を開始したマッコールは、スーザンが死の直前まで手がけていた任務の真相に近づいていくが、やがてマッコール自身にも危険が迫る。そして、その手口から相手はマッコールと同じ特殊訓練を受けていることが判明。同時に身内であるはずのCIAの関与も明らかになっていく。
コメント
前作に続き、法では裁けない極悪に対してイリーガルなヒーローが制裁を下すのだが・・・
さてこちら「イコライザー」の続編です。
前作に続き、法では裁けない極悪に対してイリーガルなヒーローが制裁を下すという、いつの時代も一定のニーズがある間違いのないストーリーです。笑
ただし、前作シナリオとの最も大きな違いは、メインとなる制裁クエストが元同僚で唯一の友の殺害に対する復讐となっている点です。
サブクエストで若い青年を悪の道から救い出したり、若い女性を助けたりと、前作同様にローカルの幸福や治安を陰ながら支えるタクシードライバー、マッコール(デンゼル・ワシントン)のヒューマニティに心を打たされる観客は、唯一の友を無残に殺されたリベンジに燃えるマッコールに対し否応無しに感情移入させられ、マッコールが敵をカッコ良く倒した暁にはスカッと溜飲を下げ、映画の評価は上々・・・となるはずなのですが、ちょっと敵が弱すぎでしたね笑
か弱く善良な他人を悪から利得なく救うのがマッコール
それにこの映画は、「友を殺された復讐」や、「敵はイコライザー」じゃダメなんじゃないかなあ。
国家とか組織とかCIAとかじゃなくて、下町に住む、か弱く善良な他人の不幸を、街にはびこる悪から利得なく救う超人マッコールの姿に、観る者を温かい気持ちにさせてくれるのがこの映画の良さなんじゃないのかなと思いますよ、ええ、どれだけ殺し方が残酷でもね笑
でもやっぱりデンゼル・ワシントンの含蓄ある演技は素晴らしいです。デンゼル・ワシントンが主役を演じているだけで、映画のクオリティがランクアップする感じです。
なんと、デンゼル・ワシントンは、この映画「イコライザー2」が、自身のキャリアで初の続編出演なんだそうな!ご本人もこの役柄が気に入ってるんでしょうか。わかりませんけど。
それだけに、メインとなる復讐クエストの背景をスケールアップさせてしまったのは、私的には間違いだったんじゃないかと思いますので、そんな細かいことを言わないデンゼル・ワシントンならびにイコライザーファンの方々にオススメしたい映画です。
作品情報
The Equalizer 2
製作年 2018年
製作国 アメリカ
監督アントワン・フークア
配給 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
上映時間 121分
キャスト
デンゼル・ワシントン
ペドロ・パスカル
アシュトン・サンダース
ビル・プルマン
メリッサ・レオ