映画「ジオストーム」を観た！

私が観た映画について極々私的な感想をコメントするコーナー。

映画「ジオストーム」

映画「ジオストーム」のあらすじ

世界各国の最新テクノロジーを集結し、天候を完璧に制御することを可能にした気候コントロール衛星の運営開始から3年。突如として衛星が暴走を始め、世界中で異常気象を発生させる。衛星の生みの親でもある科学者のジェイクは、衛星の暴走原因を突き止めるため宇宙へ向かうが……。

映画ドットコムより

コメント

いろいろとあり得ない設定

いろいろと有り得ない設定で、キャスティングから見てもB級映画のそれであることは観る前からある程度予測可能ですので、こういった映画はアレですよ、初めから批判的な感情を封印して、観たものを観たまま楽しむスタンスで観るのが映画を楽しむ秘訣です笑

そもそも地球全体の天候を自由自在にコントロールするなどという神の領域に踏み込むことに対して、全地球人類でコンセンサスが得られるわけがないじゃないですか。この時点でリアリティなど全くないんですよね。
とはいえ、ディザスター要素ばかりでなく政治的な陰謀や家族愛なども背景に組み込まれていて、それなりに工夫されているというのは観て取れます。ただCGがちょっと・・・予算が足りなかったんでしょうか笑

大駒２枚の働きが生かせていない

アンディ・ガルシアとエド・ハリスを起用することで映画全体を引き締めるはずだったと思うんですが、ちょっと空回りというか、この大駒２枚を上手に使えてなかったのはもったいなかったですね。

それに終盤の展開には驚きました。ここまでして強引にオールハッピーエンドに持ち込む手法は、ここ最近私が観た映画ではディズニーにしかないと思います。新手かもしれません。
映画全体を振り返ると、序盤はまずまずだったと思うんですが、中終盤に詰めの甘さが出た感じでしょうか。

重箱の隅をつつかずに頭の中を空っぽにして観る映画。

けっきょくいろんなところが気になってしまい、観たものを観たまま楽しむことがなかなか出来ませんでしたので、そんな余計なことを気にせずに、素直でまっすぐな気持ちで映画と向き合うことができる人におすすめしたい映画です。