私が観た映画について極々私的な感想をコメントするコーナー。
映画「イーグル・アイ」
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映画「イーグル・アイ」のあらすじ
コピーショップで働く青年ジェリーと法律事務所に勤めるレイチェルの元に、謎の女アリアから突然電話が入る。次々と下される指令に訳もわからず従うハメになったジェリーとレイチェルは、やがて引き合わされ行動を共にするように。そんな彼らをFBIが執拗に追い……。
映画「イーグル・アイ」の感想 ※ネタバレあり
「Netflixで人気の作品」にリストアップされていましたので、久しぶりに観ました。
2008年公開の映画です。
久しぶりに観ましたので、内容はほぼ忘れていました。
プロットは現在でも通用する
ネットに繋がるあらゆる情報を対象とした諜報活動とAIに対する警鐘とも受け取れる内容の映画です。
10年前の時点で、観客にはどのように映ったのでしょうか。
この映画が公開された2008年といえば、Twitterの日本語版のサービスが開始されたばかりですからね。今とは全然違う時代です。特にソーシャルネットワークに関しては。
シナリオはペースが早すぎかも
主役の二人、ジェリー(=シャイア・ラブーフ)とレイチェル(=ミシェル・モナハン)と同じように、観ている私たちも何が何だかわからないままシナリオは進行していくわけなんですけど、ペースが早くて付いていくのが大変です。
終盤でレイチェルが息子の演奏する議会図書館に誘導された理由も、映画の前半でクリスタル爆弾をネックレスに仕込んだシーンを覚えていなければ意味がわかりません。
このようないわゆるミステリーな作りの場合は、観客にも少し考える時間を与えてくれないと、いろいろ整理がつかなくなるんですよね。
その他にもところどころ腑に落ちない点はあります。
日々目的もなく過ごしていた普通の男(=ジェリー)と、クソ男と別れたシングルマザー(=レイチェル)が、事前に打合せもないのに良いコンビネーションで屈強な警備員からブリーフケースを強奪したり、銃も扱えてコンバット能力も妙に高かったり、FBIや軍にかなり厳しく追われながら、アシストがあったとはいえ逃亡も随分と上手です。
FBIも、急転する事態に対して妙に適応が早いです。
現場捜査官同士の電話のやり取りだけで、それまで敵だったジェリーとそこまで味方になれるもんですかね??
だって命を捨てて助けたんですよ。ちょっと不思議です。
この結末は審議が必要でしょう
そして映画のクライマックス、ジェリーは、きっとこれしか方法はないであろうやり方で惨劇を防ぎますが、あれフツーは死亡です。
控えめに言っておそらく観客の半数以上は、あ死んだ・・・と思ったことでしょう。
そして実際に死んだシナリオだったとしてもそれも一局で、きっと誰も文句は言わなかったと思います。
あれ何故生かしたんでしょうね。その結末のほうがいいと判断したんでしょうか。
その割には中途半端な感じで終わりますよね。
それならそれでしっかりとデキちゃって欲しかったですけども。
キャスティングは良いでしょう
ミシェル・モナハンは素敵です。
ミッション・インポッシブルでイーサン・ハントの妻役ですよ。わかりますよね。
この脚本は如何なものか・・・誰か指摘しなかったんでしょうか。
この俳優、どこかで見覚えはありませんか?
まとめ&予告編
まあこういう映画の場合、テンポが早くてついて行けなかったり、途中でわからないことがあったりして、もっかい観よwってなるんですよ。
計算ですか?笑
というわけで、1回観たけど内容を忘れたという方に特におすすめしたい映画です。
作品情報
原題 Eagle Eye
製作年 2008年
製作国 アメリカ
監督 D・J・カルーソ
配給 角川映画、角川エンタテインメント
上映時間 118分
キャスト
シャイア・ラブーフ
ミシェル・モナハン
ロザリオ・ドーソン
マイケル・チクリス
アンソニー・マッキー
ビリー・ボブ・ソーントン