私が観た映画について極々私的な感想をコメントするコーナー。
映画「コードネーム:プリンス」
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映画「コードネーム:プリンス」のあらすじ
犯罪組織のボス、オマールの暗殺に失敗したことをきっかけに足を洗い、現在は自動車整備工場を営みながら平穏な毎日を送っていた。そんなある日、ポールの娘が突然、行方不明になってしまう。ポールは愛する娘を探し出すべく、かつての仲間たちと共に裏社会を奔走する。
映画「コードネーム:プリンス」の感想 ※ネタバレあり
Netflixで人気の作品にリストアップされていましたので、観ていない映画でしたので観てみました。
2015年公開で、ブルース・ウィリスが出てる映画です。主役はジェイソン・パトリックです。ファンの方には申し訳ないですが私は初めて聞いた名前でした。
プロットは割とよくある「娘奪還」系
大学に通うため親元を離れて一人暮らしをしている娘が行方不明になり、男(ジェイソン・パトリック)は行方を探すため娘の住む街へ。
そこで友達の女の子(ジェシカ・ロウンズ)と写した1枚の写真を見つけ、物語は動き始めます。
そして写真に写っているバーに行き、あっさりと来店してきたので確保。んなバカな笑
そのうちやばみな感じになり、男は帰るよう促しますが、この友達は言う事を聞きません。
そうこうしているうちに、この男、いやお父様の物騒な過去がだんだん明らかになっていきます。
そしてついに追われて銃撃され、返り討ちにして宣戦布告です。こうなってはもう手遅れです。
そして娘を取り戻すために、お父様は過去のツテを頼りながら戦いを挑んでいくわけなのですが・・・
自業自得の父娘ですよね??
よくあるプロットなんですけど、これシナリオ的にはどうなんでしょう。
どう考えてもこのお父様の方がワルですよね?
ガッコにも行かず、ヤク中になってヤバい世界に足を踏み入れて失踪した娘はまさに自業自得であって、過去の所業も含めてお父様にも当然に責任の一端はあるわけですよ。
妻と子が自分の身代わりになってこの男に殺されたオマー(=ブルース・ウィリス)の恨みのほうが理解できます。妻子に罪はないわけですしね。
映画的にも、この殺された妻子のビジュアルは出さずにうまく隠した方が良かったんじゃないでしょうか。
しかも映画の冒頭ですからね。これだと観客はオマーのほうに感情移入してしまいかねません。
敵の殺られ方が簡単すぎですし、最後にオマーが殺られるシーンも、なんで??って感じ。あそこは何かしらの伏線が欲しいところでした。
ラストシーンのスローモーションも意図がわかりませんね。
まとめ&予告編
というわけでB級認定です。
ブルース・ウィリスは、いろんな映画に出演されておられて出来不出来がわりと極端ですよね。いい役者なんですけどね。。
もちょっと仕事を選んだ方がいいんじゃないでしょうか。。
大好きなアクターなだけについ辛口になってしまいますわ。。でもこれは高い期待値の裏返しなのです。
お父様がジェイソン・パトリックではなくマイケル・ファスペンダーだったらもうちょっと違うテイストの映画になったはずですので、そういう事を言わない人におすすめしたい映画です。
なお、今日の時点で、Amazonでは観れないようですね。契約上の問題だとか。
どの媒体でも観られる映画がたくさんある一方で、こういうケースもあるんですね。理由はわかりませんけども。
作品情報
原題 The Prince
製作年 2014年
製作国 アメリカ
監督 ブライアン・A・ミラー
配給 クロックワークス
上映時間 93分
キャスト
ジェイソン・パトリック
ジェシカ・ロウンズ
ジーア・マンテーニャ
ブルース・ウィリス
Rain(ピ)
ジョン・キューザック
カーティス・“50セント”・ジャクソン
ジョナサン・シェック