アメリカン・ハッスル(字幕版)
クリスチャン・ベイル
2014-07-02
原題: American Hustle
監督: デビッド・O・ラッセル
製作年度: 2013年
製作国・地域: アメリカ

上映時間: 138分

 

本当は先にジャック・ライアンシリーズをおさらいして満を持して「エージェント・ライアン」を観る予定だったんですけども、人生そう思い通りに行くものではないのです。

 

さてこの映画は、1970年代のアメリカで、「詐欺師アーヴィン(クリスチャン・ベイル)と、その相棒で愛人のシドニー(エイミー・アダムス)、彼らはFBI捜査官リッチー(ブラッドリー・クーパー)に逮捕されるのですが、無罪放免を条件におとり捜査への協力を持ち掛けられます。それは、架空のアラブ人富豪をダシに、カジノ利権に群がる政治家やマフィアを一網打尽にするというもの。アーヴィンとシドニーは、標的のカーマイン市長(ジェレミー・レナー)に近づきますが、二人の仲を嫉妬(しっと)するアーヴィンの妻ロザリン(ジェニファー・ローレンス)がおとり捜査の邪魔をする。」という、実話に基づく話。

 

あのクリスチャン・ベイルのブ男っぷりにはあぜんとします。あのイケメン俳優が役作りとはいえよくもあんなに腹がブヨブヨになるまで太ったもんです。
私の大好きなジェニファー・ローレンスも、あのジェニファーが、子持ちのメンヘラ主婦だったり。
エイミー・アダムスのセクシー詐欺師もいいし、ジェレミー・レナーの市長も面白い。
という感じでキャスティングが素晴らしいです。

 

そして途中からは誰が誰を騙しているのかわからなくなります。最後はきっと多くの人が騙されるでしょう。私は騙されました笑

 

誰が観ても面白い映画ではないかもしれません。アメリカンじゃなければわからないような背景や、ユーモアなんかが随所にありそうだからです。その辺がもしかしたら平均的に日本人の映画レビュー評価が低い原因なのかもしれませんが、でもこの豪華キャストの、普段のイメージから180度変わった役どころや演技を見ているだけでも十分に面白いと思いますけどね。

 

ハッスルという言葉は「詐欺」とか「売春する」という意味のスラングです。日本にこの言葉が入って来た時は、NHKでは放送禁止用語だったそうですね。
この意味がわからなければ、映画の内容を勘違いして間違った期待をしてしまうかもしれませんが…安っぽい邦題を付けられなくて良かったと思います。

 

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