原題: Star Trek Beyond
監督: ジャスティン・リン
製作年度: 2016年
製作国・地域: アメリカ

上映時間: 123分

 

トレッキーを自負する私にとりましては、この秋、最も楽しみで、最も期待していた映画です。
前作「スター・トレック イントゥ・ダークネス」から監督が変わったことに一抹の不安を感じていたのですが、やはり前作を超えることはできなかったというのが第一感です。

 

スタートレックであることの理由はちゃんと押さえていると思うのですが、何というかもう少し自然な感じにして欲しかったです。言わずもがなでスタートレック愛に満ちていた前作までとは少し違います。

 

また、暗いシーンでのシャドウ・ハイライト設定や、寄りのシーンでのアングルが、私には見づらく感じ、あまり好みなものではありませんでした。
これも私の好みではない手持ちカメラ的なリアリティーの演出も含めて、これらはせっかくのIMAX3Dの良さをスポイルするものだったと感じます。
これらがジャスティン・リン監督のスタイルだったとするなら、できれば前作同様J・J・エイブラムス監督作品として観たかったです。
とはいえ映画としては十分に面白かったですよ。相変わらず素晴らしい映像でしたし。
スター・トレックシリーズは、そのDNAを受け継ぎながらこれからも脈々と続いていきます。
完結することはありません。そんなことは全世界のトレッキーが許しません。
スタートレックシリーズのレジェンドであるレナード・ニモイ(Mr.スポック)と、不慮の死を遂げたアントン・イェルチン(チェコフ)のためにも、次回作に期待します。

 

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