新スタートレック シーズン1 第8話「復讐のフェレンギ星人」/The Battle
ページコンテンツ
「復讐のフェレンギ星人」/The Battleのあらすじ
フェレンギからコンタクトがあり、デイモン・ボーク艦長がエンタープライズのブリッジにやって来たが、この時、古い未確認戦艦がエンタープライズに接近してきた。緊張が走るブリッジのメンバーたちにボークは、あれは9年前にピカード艦長が“マキシアの戦い”で捨てた戦艦スターゲイザーで、友好の印にそれを贈呈すると言ってピカード艦長以下をスターゲイザーに招く。
「復讐のフェレンギ星人」/The Battleの感想 ※ネタバレあり
またフェレンギ人の登場
第4話に続いてあの狡猾なフェレンギ人が登場します。
ピカード艦長に対し、過去の戦いで息子を失ったフェレンギ人の艦長が個人的な仕返しを企てるサスペンスです。
そう聞くとなんかアレですが、船籍も名乗らず先制攻撃をしかけたのはフェレンギ人のようで、そもそもピカード艦長は、その時の相手がフェレンギ人だったということも知らなかったようです。名乗っていないので当然ですね。
なお、この戦いでピカード艦長が採った戦術が「ピカード戦術」として宇宙艦隊の教科書に載っていることが示唆されています。
金銭的利益優先主義のフェレンギ人が利益度外視した結果・・・
フェレンギ人の艦長の復讐は、思考作成機という脳に直接働きかける禁断で高価な装置や、ニセの艦長日誌(音声ログ)を作成するといった高度なテクノロジーを使い、当時戦いの相手だったピカード艦長の宇宙船スターゲイザーまで用意するなど、とても大掛かりなものです。
復讐ですので、このフェレンギの艦長は利益度外視でやってるのですが、それが金銭的利益優先主義のフェレンギ人には大変なモラルハザードとなり、ついには仲間に指揮権をはく奪されて拘束されてしまいます。
しかしピカード艦長を操っている装置はアクティブのままで、エンタープライズは危機に直面しますが、クルーの活躍によりピンチを脱します。
まとめ&Movie moment
フェレンギ人はこれからも度々登場するのですが、彼らにとって何より大事なモラルは利益であり、それを放棄することは恥であるという特異な文化を持つ種族であることが、観る者に強く印象付けられたエピソードです。
余談ですが、この時代(24世紀)は、風邪も頭痛も存在しないようですね。偏頭痛持ちの私にはうらやましすぎる世界です。
作品情報
原題 Star Trek: The Next Generation Season:1
製作年 1987年〜1988年
製作国 アメリカ
原案 ジーン・ロッデンベリー
各話の長さ 45分
キャスト
パトリック・スチュワート
ジョナサン・フレイクス
レヴァー・バートン
デニーズ・クロスビー
マイケル・ドーン
ゲイツ・マクファーデン
マリーナ・サーティス
ブレント・スパイナー
ウィル・ウィトン