原題: Escape Plan
監督: ミカエル・ハフストローム
製作年度: 2013年
製作国・地域: アメリカ
上映時間: 116分
こういう映画は安心して観ることができますね。
最後は脱出できるということがわかりきっているからです。
あとは、そこに至るプロセスでいかにドキドキハラハラさせてくれるかが映画の面白さを決定づけると思うのですが、そういう意味では、余計なことまで気前良くバラしている予告編は失敗だったんじゃないでしょうか。
普段はわりとしっかりと予告編を観てから映画を観るんですが、今回はさらっと無音で流しただけだったので、ていうかほとんど見ていなかったので、大事な部分に気付かずにすんだのは幸運でした。
もしも本編を観る前に「あの事」がわかっちゃっていたら楽しみ半減でした。
あれは絶対に内緒にしておくべきですよ。あれがわかった時の主人公の思いを共有するというエクスペリエンスは、この映画には必要不可欠だったと思います。
まぁそれも含めてこういう映画の見方ができるのも、スタローン+シュワルツェネッガーという組み合わせからある程度の質と満足度が予測可能だということと、多少の部分的ながっかり度は想定内だからです。
例えて言うなら、プロ野球OB戦で王貞治と江夏豊のガチンコ対決を見るような感じといえばわかってもらえるでしょうか。わかるわけありませんね。
スタローンが主人公じゃなければまた違ったテイストの映画になったはずなので、そういう事を言わない人にはおすすめの映画です。
予告編は自己責任でどうぞ。