ヘルタースケルター
沢尻エリカ
2013-11-26
製作 2012年
制作国 日本
上映時間 127分
映倫区分 R15+

監督 蜷川実花

 

蜷川実花監督が一生懸命に沢尻エリカの魅力を余すとこなく引き出そうとしていたんじゃないかというのは想像に難くありません。でもそれならこの脚本じゃないほうが良かったんじゃないかとも思います。

 

伝えたい何かがあっても伝わらなければ意味がないですし、作品としてどれだけ優れていても顧客満足度が低ければ興行的に成功とはならないでしょう。

 

つまり私には、観るのに相当な体力が要るこの映画で、結局りりこの心と身体が救われたとは思えない結末に何を思えばいいのかよくわからないのです。

 

シナリオそっちのけで沢尻エリカのオッパイと必要以上にエロい濡れ場が目的でこの映画を観た人も相当数いたはずで、クランクアップ後にりりこが抜けなくて体調不良になった沢尻エリカをはじめ、作り手や俳優は一生懸命やっていたであろうだけに残念というか、もったいないというか、冒頭に書いた事の真意はそういうことです。

 

あくまで想像ですが、沢尻エリカに関しては、本人のメンタルに問題があるとしても、周りの人間、付き合う人種を間違えたんじゃないかなぁ。

きっともっとでっかくなれたと思いますし、じっさい素敵な女性だと思うんですよ私は。

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